そこにいたことをここに
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防衛部と共に過ごしてきた時間を、二度目の青春のようだと思ったことがありましたが、それはきっと、思いのほか的確な比喩でした。
LOVE!LOVE!LIVE!でALL STAR!という未来を得て、つい最近に鬼怒川温泉とのコラボという未来を得て、そして今日昼の部で、CG LIVE!という未来を得て。その度に「先がある」ということに喜んで、救われて。でもそうやってただ純粋に救われていたのはたぶん、それらがすべて、どこかふわふわとした遠い先の約束だからでした。
夜の部で、個人的に念願だったOVAが発表されて、LOVE!LOVE!LOVE!というタイトルに、キービジュアルに、嬉しさや感動から来る涙が溢れだして。
でも一方で、辛くなりました。ただ遠い未来を保証されるだけじゃなく、そこに終わりを感じさせられてしまったとき、二度目の青春の渦中の私は、だからまだただの子供でしかない私は、OVAという道が開かれたことで生まれ得る物語の可能性が無限に広がったと分かっていても、今まで通りその先を作るも作らないも私たちの応援(物理)次第だと分かっていても、そもそも時空の一つや二つどうにでも出来そうな面もある作品だと分かっていても、やっぱり悲しくて、受け止めきれなくて。なんて、綴ってみたところで本当にどうにもならないただのわがままな感情なんですが、でもそんな風に思ってしまうくらい、気づけばこの作品に入れ込んでいました。
とっくに分かっていたつもりでいましたが、今、ようやく実感したような気もします。
……なんて、なんかそんな綺麗っぽい感じの感想だけで終わっていいイベントでは絶対になかったんですけどね!
でもそういう(あえて明言は避けますけど)、夜の部で主に見られた数々の何かも、それだけ彼らがはっちゃけられる場が防衛部であるというのは、感慨深くて愛おしいなと改めて思いました。そんな風にまとめていいレベルは超えていた気もしますけど。
という話で終えてしまうのもなんなので昼の部の話をしますが、まさかの枡席最前列でした。正面ではなかったのですが。
結構、泣かされてもしまったんですけど、というかやっぱり登場から泣いたんですけど、でも今回はちゃんと、目に焼き付けることが出来て幸せでした。
号泣と距離のあまりそれが叶わなかったLOVE!LOVE!LIVE!は、なので余計に円盤が欲しいのですが……可能性は残されているのでしょうか……。
本当に、一日で享受するにはあまりにも過剰な時間だったので、頭が整理されてから、また何度でも今日の日のことを、防衛部のことを言葉にしていきたいです。
過激なラブをありがとうございました。これからも全力で防衛部についていきますので、何卒よろしくお願いいたします。
耳に残る声に乗せられた力強い芝居と、重厚な物語にとても引き込まれました。一転して笑いの絶えない雰囲気だったアフタートークも楽しませていただいたのに、帰り道ではずっと胸の奥が苦しくて、生の芝居の力を身をもって再確認した公演でした。
この組み合わせで通してやったのは今回が初めてだったそうですが、そんなことは微塵も感じさせなかったので、とても衝撃を受けました。
観劇したきっかけこそ、好きな役者が出ているということでしたが、それを抜きにしても行って良かったなと思いましたし、抜きにせずその点に特化して何か言うとしても、やっぱり、行って良かったなと思いました。
「本当に楽しかった」
「生の芝居の良さを再確認出来た」
そんな風に語る姿を目に出来たことも、その芝居を目の当たりに出来たことも、とても幸せです。この役者を応援したいなと、改めて感じることが出来ました。
「楽屋に帰った後もふわふわしていた」「もともと好きな作品で、やるならKが良かった」などの話も印象的でした。
こちらが目にすることの出来る声優さんの現場など数知れずありますが、意外と芝居が主体のものは少なく(もちろん人にもよるのでしょうが)、そういうものを見たいなと思っていたところに告知された今回の朗読劇だったので、スケジュール的に少し無理をして、そしてチケットをお譲りいただいてどうにか観劇したのですが、本当に、その甲斐があったなと思います(お世話になった皆さん、ありがとうございました)。
この先もまた、こうして生で芝居を見れたなら嬉しいです。
冷血篇を見て一番に思ったこととしては、「PG-12程度で良かったの!?」というところでしょうか。ギロチンカッターの生首と、キスシーンののちに顔面の皮膚を吸われるイメージ映像の羽川さんは忘れられそうにありません。
最早コミカルなくらいだった戦闘シーンも印象深かったです。パンフレットに載っていた「飛んで行った首に意識があるのか、それとも体に意識があるのか、あるいは両方なのか」という話には感嘆しつつ笑ってしまいました。役者さんはそういうところまで考えるんだなぁ……。
グロ以外の話をすると、謎の念仏と、体育倉庫での逆光の演出の美しさと、エンディングのフレンチ幼女が印象に残っています。フレンチ幼女、キスショットの大人版と子供版との対比かなと思ったんですが、パンフレットの神前さんも同じ推測をされていたので恐らくそうなんでしょうね。とても胸に来るエンディングでした。どうでもいいけどフレンチ幼女って言い方も面白かったです。
パンフレットといえば、この映画はパンフレットまで含めて作品だなというのも大きな感想の一つです。印象的だったラストシーンについての話や、変態度の増した暦と前髪の分け目の話、姿かたちをはっきり絵にするのは避けたほうがいい某登場人物の件、CGへのこだわりの話などが特に興味深かったです。装丁もおしゃれで読み応えも抜群で、とても素敵な一冊でした。買って良かったです。
この数年間、恐らくずっと傷物語を作り続けてきた、すべてのコンテを一人で描き上げた尾石さんが、次に何を作るのか気になって仕方ありません。
好きな作品の映画に触れると共に、たくさんのプロの巧みな仕事や鬼才の執念に触れた三部作でした。濃厚な時間をありがとうございました。